配信者がより身近な趣味や職業として成立した今、デバイスメーカーからも様々な配信者向けデバイスが登場しています。
本記事では人気配信者の使っている製品や各メーカーの売れ筋&最新モデルを参考に、配信者に必要な機材,おすすめの機材を筆者が厳選してご紹介します。
マイク
自分の環境に合ったマイクの見分け方は?
マイクにはダイナミック型とコンデンサー型の2種類があります。
コンデンサーマイクは繊細かつ忠実に音を集音してくれますが、ノイズを拾いやすいのが弱みです。
スタジオ収録に適しています。
ダイナミックマイクは声だけを集中して集音してくれます。しかし、感度が低く口元に設置する必要があります。
ライブやポッドキャストに適しています。
接続方式
XLR接続の場合、オーディオインターフェースという機械を介してPCと接続します。
一方でUSB接続の場合はそのままPCに繋ぐだけで使うことが出来ます。
「XLR接続のマイク&オーディオインターフェース」の組み合わせが音質面では理想と言われますが、つい高価になりがちです。
そこで本記事では、扱いやすいUSB接続のマイクを2製品とUSB&XLR対応の1製品をご紹介させて頂きます。
HyperX SoloCast
価格
約7,900円
主な仕様
表示する
タイプ | コンデンサーマイク |
---|---|
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz-20kHz |
感度 | -6dBFS (1V/Pa、1kHz時) |
接続方式 | USB |
紹介
コスパに優れた入門向けマイク!
Amazonでの売れ筋製品で、レビュー動画も多数挙がっている確かな実績を持つマイクです。
数万円のマイクにも引けを取らない音質で、付属スタンドでの運用が可能です。(マイクアームを取り付けることも可能)
また、ミュートをワンタップで切り替えられます。
コンデンサーマイクですが、ノイズ対策に関してはこちらの記事が参考になるかもしれません!
ゲーム配信には不向きかもしれませんが、トークメインの配信にオススメです!
HyperX Quad S
価格
約21,000円
主な仕様
表示する
タイプ | コンデンサーマイク |
---|---|
指向性 | ステレオ/無指向/カーディオイド/双方向 |
周波数特性 | 20Hz-20kHz |
感度 | -36dB (1V/Pa at 1kHz) |
接続方式 | USB |
紹介
同じHyperXの上位モデル。
配信者はもちろん、ルームツアー動画でも良く見かける人気機種。
ミュート切り替え機能はもちろん4つの指向性や入力感度調整,ショックマウントも標準装備した高性能モデルで、トークから歌収録まで幅広い用途に対応した1本です。
RGBライティングを搭載しており、本体カラーもブラック/ ホワイトの2色展開と、オシャレな配信環境を作りたい方にもおすすめです。
マイクアームやデノイザーを併用することでノイズ対策もばっちりです!
SHURE MV7+
価格
約46,000円
主な仕様
表示する
タイプ | ダイナミックマイク |
---|---|
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 50Hz~16,000Hz |
感度 | XLR=-55dVB/PA, USB=-33dBFS/PA |
接続方式 | XLRまたはUSB |
紹介
トップ配信者から愛されるSM7B,SM7dBなどを作っているSHUREの配信者向けモデル。
上位機種と遜色ない圧倒的な高音質はもちろん、USB接続とXLR接続に対応しており様々な環境で使用することが可能です。
また、USB接続では専用ソフトウェアより強力なノイズ除去やリバーブなどの機能も利用可能。ダイナミックマイクのためノイズの心配はありません。
2024年に発売されたばかりの最新技術が詰まった製品です!
マイクアーム
RODE PSA1+
価格
約14,000円
紹介
マイクアームと言えばコレ!という製品。
先代のPSA1から更に滑らかで静かな動きが可能になりました。
Amazonなどの通販サイトでは中華製のアームが多数出品されていますが、品質や耐久度を考慮すると勧め難い物が多いのが実態です。
本製品は筆者も数年愛用していますが未だ健在です!
オーディオミキサー
Yamaha ZG02
価格
約22,500円
主な仕様
表示する
入力チャンネル | マイクロフォン:1 – コンボ (Mic, +48 V ファンタム電源) , 3.5 mmミニ (ヘッドセットマイク, プラグインパワー) *コンボ入力とヘッドセットマイクは同時に使用不可 USB:2系統の音声チャンネル(Voice, Streaming) |
---|---|
出力チャンネル | PHONES:1 – 3.5 mm ステレオミニ (ヘッドホン / ヘッドセット) MONITOR OUT:1 – ステレオミニ(Speaker out) USB:2系統の音声チャンネル(Voice, スピーカー) |
機能 | ・MUTE ボタン x 1 ・モニターセレクトボタン x 1 ・エフェクトプリセットボタン x 3 (Voice x 2, Game x 1) |
シグナルプロセッサー(DSP) | ZG SURROUND, FOCUS MODE/EQ, 3D VOICE CHAT, ボイスチェンジ/ゲームサウンドエフェクト *詳細はZG Controllerで設定 |
USB | USB オーディオ:USB(PC):サンプリング周波数:最大 48kHz, 量子化ビット数:24-bit, Type-C、USB(Console) :サンプリング周波数: 最大 48kHz, 量子化ビット数: 16-bit, Type-C USB DC 電源入力:5V DC, 900 mA |
電源電圧 | 5V DC, 900mA |
消費電力 | 最大4.5W |
寸法 | 幅:1262mm 高さ:61mm 奥行き:113mm |
質量 | 0.6kg |
同梱品 | ・USB 2.0 ケーブル (Type-A to Type-C) 1.5 m x 1 ・スタートガイド ・セーフティガイド |
その他 | 動作環境温度:0 to + 40 ℃ |
紹介
国内の音響メーカーである「Yamaha」が作ったオーディオミキサー。
XLR,3.5mmミニプラグのマイクを接続すると、マイクの音量調整やエフェクトの追加が行えるほか、ゲーム音声やボイスチャットの音量を個別に調整する事が出来るのが強み。
また、「Elgato Stream Deck」とも互換性があり、より機能性の高いセットアップを構築することも可能です。
現在は旧モデルの方が在庫状況や価格が安定しているのでそちらも是非ご検討ください。
また、より多くの機能を搭載した上位機種AG08も高価ですがオススメの製品です!
旧モデル Yamaha ZG01
最上級モデル Yahama AG08
Elgato Stream Deck +
価格
約33,000円
紹介
配信者には必須級となったショートカットデバイス。
「Elgato Stream Deck +」では、8つのカスタムボタンに加えて4つのダイヤルとLCDパネルを搭載し、より直感的にアプリやエフェクトの切り替えやオーディオミキサーとしての機能を利用する事が可能となりました。
価格が決して安くはありませんが決して買って後悔しない製品。
廉価版のElgato Stream NEOは約14,000円と、比べるとかなり安価なので是非そちらもご確認ください!
サブモニター
Xiaomi モニター A24i
価格
約11,000円
主な仕様
表示する
アスペクト比 | 16:9 |
---|---|
応答時間 | 6ms(標準) |
定格電力 | 24W |
最大解像度 | 1920 x 1080 |
製品寸法 | 539.9 x 411.4 x 170mm(台座を含む) |
製品正味質量 | 2.98kg |
輝度 | 250cd/㎡(標準) |
コントラスト比 | 1000:1(標準) |
カラー | 1670万 |
紹介
配信のコメント欄や、配信映像をモニタリングするのに必要。
安い製品だと24インチモデルが10,000円前後で販売されていますので、費用対効果は抜群です。
価格の割にデザインや性能が高いのが特徴です。
配信環境の確認も忘れずに!
必要なPCのスペックは?
配信に求められるのは主に、CPUとメモリです。
ゲーム配信など、PCに負担のかかるコンテンツでは更に気を付ける必要があります。
また、カメラ配信やVtuberの場合も要求度が上がってきます。
重量級の配信も可能な参考スペック
CPU(AMD) CPU(Intel) |
Ryzen 7 9700X Core Ultra 7 265KF |
---|---|
グラフィックカード | RTX40シリーズ |
メモリ | 32GB |
SSD | NVMe Gen4 M.2 |
回線速度は十分?
PCのスペックが足りていても、回線が悪いと映像や音声に乱れが生じてしまいます。
一般的に、30Mbps~50Mbpsあれば高品質な配信が可能と言われていますが、有線接続で安定した回線を確保することをおすすめします!
まとめ
今回ご紹介した機材を一式まとめて買うと約10万円と非常に高価です。
しかし、配信は最低限PCとマイクとインターネット環境さえあれば始められるもの。
少しずつ環境を整えていくのも楽しみの1つだと思いますので、本記事がその機材選びの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。